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独学で不動産鑑定士になるには

● 不動産鑑定士の試験とは 不動産鑑定士は国家資格です。
不動産系の資格においては、試験の難易度も高く、知識レベルも最高峰です。
現在では受験資格は不要で学歴も年齢も関係なく試験を受けることができます。
不動産鑑定士の試験は一次試験(短答式試験)と二次試験(論文式試験)があり、
一次試験を合格した人のみ二次試験を受験できます。
この二次試験となる論文式の試験は、短答式試験に合格して
3年以内(合格した年を含む)であれば受験できます。
尚、受験回数に制限はないため、何度でもトライできます。

● 独学で不動産鑑定士になるには 独学で合格が難しいといわれる大きな理由として、
一般書籍では解説が足りないということが挙げられます。
一次と二次の試験方法と、独学で合格する難易度についてご説明します。

【一次試験(短答式試験)】
マークシートの5択で、鑑定理論と行政法規の2科目あり
以下のような特徴があります。
・鑑定理論は学習する範囲は狭いが、細かいことまで覚え必要がある。
・行政法規は学習する範囲が広いが、そこまで細かく覚える必要ない。

ちなみに一時試験は6割の得点でよく、合格率も高いので、
しっかり勉強すれば合格しやすい試験です。

【二次試験(論文式試験)】
二次の論文式試験は難易度が高いため、
一時試験と違い独学での合格はほぼ不可能といわれています。
とくに司法試験など論文式の他の資格試験を受けたことがない人にとって、
論文式試験は難しいため、予備校を活用した方がよいでしょう。

試験を受けてみようと思っている人は、
まず市販の本や無料解答速報を利用して、一次試験のみを受けてみましょう。
その結果や手ごたえで、不動産鑑定士を目指すか否かを決めることをお勧めします。
一次試験のみ独学で行い、二次試験の論文式の勉強は予備校を活用するという方法が、
お金もかからずお勧めです。