不動産鑑定評価の様々な依頼目的

● 不動産鑑定評価とは 不動産鑑定とは不動産や土地に対して一定の市場価格、
もしくは適正と思われる価格を判定するものです。
この不動産鑑定評価は国土交通省が定めている不動産鑑定業者であれば
依頼することができ、国土交通省に登録している不動産鑑定士が
不動産鑑定評価を行います。
また、この不動産鑑定評価を行えば土地や不動産の価値を知ることができ、
売主や大家である場合にはその不動産の家賃請求することができます。
またこの不動産鑑定評価をした場合の評価報酬は
依頼者の指定する宛先に請求することが可能となっています。

● 不動産鑑定評価の依頼目的とは 不動産鑑定評価の依頼目的は依頼人に応じて様々ですが、
依頼の多くは所有する不動産の適正価格を把握したい場合です。
これは不動産を売買する場合には有効なことであり、
適正価格での価値をつけて売り出すことが求められるためです。
また相続などでは遺産を均等に分配する必要があるため、
不動産鑑定評価を利用することがあります。
これによって不動産の適正価格を把握して所有する不動産を売買し、
遺産相続を行うというものです。
この他にも依頼目的として挙げられるのが、
担保として不動産を利用したい場合にその価値を知りたいという理由で
不動産鑑定評価を依頼するケースです。
この場合は担保として所有する不動産が適切かどうか判断するためにも
不動産鑑定評価が利用されますので、
市場価格を知りたいという理由とはまた異なります。
不動産鑑定評価は上記の内容以外にも様々な依頼目的に対応可能です。

● 不動産鑑定評価の基準とならない依頼目的 市場価格を調査目的で知りたい場合は、
不動産鑑定評価の対象にはなりません。
また自社内でこれを使用し、利益を上げる目的で利用する場合においても
不動産鑑定評価基準の対象外となる可能性がありますので、
依頼目的についてはご相談ください。