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後悔しない!土地の見方

● 買う前から売ることを考える家を建てるときの第一歩は、土地選びです。
ただ土地の良し悪しは素人には判断がつきにくいもの。
つい、交通の便がいい、学校やスーパーに近いといった利便性や
景色が良い、環境が静かなどの第一印象と、コスト面だけで、
その土地を良いと思いこみ、衝動的に購入を決めてしまう人も多いようです。
しかし、一生の買い物となる土地選びはもっと慎重になるべきです。
そこで条件のよい土地を選ぶためのポイントをまとめてみましょう。

では、まず「いい土地の条件」とは何だと思いますか?
答えはズバリ、「建て替えやすく」、「転売しやすい」土地。
購入前からそんなことを考えるの? と驚くでしょう。
しかし、建て替えや転売がしやすいという条件が揃うほど、
その土地は価値があるのです。

● 土地を選ぶチェックポイント土地を見に行った時に、主にチェックする項目は以下の10ポイントです。
□土地の広さ、形状
□日当り・南側の環境(将来の環境も見据える)
□接道状況(公道、私道、幅員)
□土地の権利関係
□建築条件(道路斜線、建て替え規制、建蔽率、容積率)
□相隣関係(地域・近隣の建築協定)
□私的な相隣関係(騒音、汚臭)
□土壌汚染
□地盤・水害歴(河川の氾濫など)
□景観や騒音

● 見えづらい取引価格の実態いろいろ自分でチェックしても、土地はスーパーで売っている商品とは違い、
やはり素人判断で安い・高いと評価するのはとても難しいものです。
確かに、土地価格の相場というものはありますが、それは定価ではありません。
実際の不動産の取引価格を分析してみると、同じ地域でもバラバラ。
とても高い価格で土地を購入されていたり、非常に安い価格で取引がされていたりしています。
そこで、ぜひ不動産専門家である不動産鑑定士に相談してください。
一般の人には見えづらい土地取引を、無駄なく、損なく、円滑に進めるためには
プロの力がきっと役に立つでしょう。