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相続税で問題となる広大地

● 広い土地には問題がある? 大きな土地は憧れの対象。
個人的に、広い場所に家を建てたりできれば毎日が楽しいだろうなあ。
なんて、漠然とした夢を抱いたりしていました。
でも、ものすごく大きな土地というのも世の中には存在しますよね。
もし、そういった土地を相続するとなったときには、
何か問題となることが発生するのでしょうか。

● 広大地とはどんなものか もそも、広大地の定義とはどんなものなのでしょうか。
インターネットなどで調べてみたところによると、
該当の土地が存在している地域に照らし合わせて、
一般的・標準的な宅地用途の土地と比べてみるのだそうです。
それによって、著しく広大である。地域が開発を行うと決めた場合に、
道路などのインフラや公益施設の負担が必要になる。
と判断された場合に、広大地としての認定を受けることになるのだそうです。
ただし、元々マンションや施設建設が目的とされる土地であった場合には、
広大地としての判断はなされないそうです。
では、この広大地。一体どこが問題になるのでしょう。
実は、広大地と指定を受けることができれば、相続税が大きく下がるのだそうです。
何だ!問題どころか良い情報じゃない!と思ってしまいそうになりますが、
広大地判定の基準は入り組んでおり、特定の条件を満たさない限り認定とはならないのです。
もしも単なる大きな土地として認められてしまったら、相続税が大変高額なことになりそうですね…。
こういった事態を回避するためにも、広い土地を相続する予定ができた場合には、
プロに診断を仰ぐことが必要となってくるでしょう。