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コロナが不動産業界に影響を及ぼすか

● どのような影響を受ける?  どのような影響を受ける?

お家や土地を相続することがありますが、その際には不動産鑑定評価をして真の価値を知る必要があります。
これから不動産鑑定評価をお願いしようと考えている人もいるでしょう。
コロナウィルスの影響が広がってきており、相続する土地やお家にも何か影響を受けるのではないかと心配になるものです。
不動産業界がどのようなコロナウィルスの影響を受けるのか知った上で、不動産鑑定評価や相続の手続きをしていく必要があります。
相続は投資のためや、マイホームの購入をする場合と異なりますが、これから買うという人のマインドが落ちている傾向にあります。
今後価格が下がる可能性があるため、キャンセルを申し出る人も少なくありません。
投資の場合は融資がどうなるかによって変わってくるでしょう。


● 下落する可能性がある 
下落する可能性がある

リーマンショックと同様に、価格は下落することが予想されます。
リーマンショックの場合は、下落するまでに半年から1年ほどかかり、タイムラグがありました。
その時と同じようなるでしょう。
2012年のアベノミクス以降、上昇し続けてきましたが、割高に感じた物件は下がっていく可能性があります。
例えば、人口増加があまり見込めない地域に建てられたタワーマンションなどです。
しかし、都内で好立地条件で建てられている物件はそれほど下がらないかもしれません。
築年数が古く、本来の価値より高く価格が付けられているような物件は何割か下がる可能性がありますが、物件次第で変わってきます。
このような状況でが積算価格で不動産鑑定評価をすることが重要になってきます。
積算価格と売値の差が広がり過ぎているため、今度は真の価値をしっかりと見定めてその差を埋めていく必要があると言えるでしょう。
このように、一般的な不動産売買であればコロナウィルスの影響を受けて価格が下落する恐れがありますが、相続の場合は一般的な取引ではないためまた状況が変わってきます。
受け継いだ土地、お家を売却しようと考えている人も、一般業者に査定をしてもらうのではなく、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。