HOME > コラム・不動産鑑定評価をもっと良く知るために > 相続に関係する不動産鑑定評価 > 相続で安心して依頼できる不動産鑑定士のポイントとは

相続で安心して依頼できる不動産鑑定士のポイントとは

● 資格のある専門家に依頼しよう 資格のある専門家に依頼しよう

土地や建物の相続時に、路線価や倍率方式を活用せずに不動産鑑定評価を依頼しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
特殊な土地であれば、不動産鑑定評価をお願いした方が相続税の節税対策になる可能性があります。
しかし、誰に依頼するべきか迷うこともあるでしょう。
鑑定評価は誰でもできるわけではありません。
一般的な不動産業者は行うことができないため、不動産鑑定士という専門家にお願いする必要があります。
一般業者は売買時の査定額を算出することはできますが、真の価値を判断することはできません。
不動産鑑定士は建物や土地の適正な経済価値を公平に、客観的に判定することができるため、遺産分割協議で相続人同士の話し合いがまとまらず、法廷で争うことになったとしても正しく主張することができるのです。
専門家にも様々な人がいるため、安心して依頼できる不動産鑑定士を見極めましょう。

● 知っておきたいポイント 知っておきたいポイント

安心して依頼できる不動産鑑定士のポイントがあります。
1つは、実績や経験です。
これまでどのような不動産鑑定評価を行ってきたのか確認してみましょう。
最低でも100件以上の実績、5年以上の実務経験が必要です。
土地は形や大きさなど全く同じ条件を持つものはありませんが、経験や実績が多いということは様々な土地や建物を鑑定してきたという証拠であるため、依頼主が鑑定してほしい土地もしっかり対処してくれるはずです。
また、こなしてきた数が多ければ、依頼主の悩みを理解し解決してくれるでしょう。
2つ目のポイントは、HPの有無です。
事務所の存在を多くの人に知ってもらうためには、Webサイトの活用は欠かせません。
近年では、自社サイトを持っているところが多いですが、公的な評価のみを行っているところは一般のお客様に接触することがないため、webサイトを持っていないことがあります。
依頼をしても断られたり、引き受けてくれても民間の問題を解決する力がない恐れがあるため注意してください。
他にも、費用を明確に説明してくれるかどうかなどのポイントがあります。
このようなポイントを意識して依頼してみてはいかがでしょうか。